マンガヘンレキ

昔読んだマンガの記憶をかき集めた、思い出ブログです。2018年1月、ブログ再開。

アイスホッケーのことは全部「さわやか万太郎」から教わった

前回(投稿したのは1カ月も前だけど)から引き続き、少年マンガの思い出です。


ジャンプ大好き少女だった私。
そのジャンプの中で一番好きだったのが、本宮ひろ志の「さわやか万太郎」。
かっこよかったんだ~、万太郎が。
少女マンガにはいない、男らしい熱血漢。
その上、スポーツ万能。


ストーリー自体が、このスポーツ万能という特性を生かしたもので、
万太郎が色々な運動部に助っ人で駆り出される、という内容だったと思う。
覚えているだけでも、野球とアイスホッケーの試合をやってた。
で、どっちも相手はクズチーム。
反則スレスレ、っていうよりモロ反則なプレイの連続で、チームメイトが次々と痛めつけられていく。
その中には五月ちゃんっていう美少女も入っていて、彼女も容赦なくボロボロにされてしまうのよ。
そこで、どこかの学長じゃないけれど、万太郎の怒りは沸点に達し、相手チームをほぼ一人で無双してしまう、
というのが毎度のパターン。
これが最高にスカッとするの。


ところで、私はアイスホッケーというスポーツをこのマンガで初めて知ったんだけど、
そんな私でも楽しめたのは、万太郎たちも、アイスホッケー何それ?状態だったから。
試合に向けて練習をしようにも、野球と違って何から始めればいいのかもわからない。
そんなところに現れたのが、謎の金髪美女。
彼女がコーチを買って出てくれるんだけど、
まず教えてくれたのが、ブンと両腕を振って、いっぺんにグローブ(?)を地面に叩き落とすこと。
それから、すかさずワン・ツーパンチ(シュッシュッ)。
ひたすらこれを練習させられる。


ブンッ、シュッシュッ、ブンッ、シュッシュッ
けど、これ、一体なんの練習?
と思うでしょ?


実はこれ、乱闘になった時のための練習。
グローブをはめた手で殴っても効かないでしょ。
だから、相手よりも先に素手になれ、ってことらしい。
金髪コーチが言うには、NHLでもコレを真っ先にやらされるんだって。
子供心に私はへぇ~、なるほどねぇ~、と感心してしまった。
その後、誰も訂正してくれないから、私はいまだにコレを信じてる。
アイスホッケーって、まずは乱闘の練習するのよね、と。


でも、こんな特訓をしたというのに、万太郎のチームは相手のラフプレーでボロボロにされてしまう。
当然、女の五月ちゃんだってボコボコです。
そこで万太郎の怒りはどこかの学長のように沸点に(←しつこい)


しかし、万太郎は理不尽な反則を取られてリンクから出されている状態。
その時、何故か、あの金髪コーチが出しゃばってきて、万太郎のリンクインを許可してくれる。
彼女は国際アイスホッケー連盟(?)の会長の娘か何かで、それが一体どんな権限があるのかよくわからないけど、
とにかく万太郎の退場を解いてくれるの。

無事ゲーム復帰となったら、もう万太郎のターンですよ。
孤軍奮闘、敵をやっつけてしまう万太郎。
くぅ~、かっこいい~。


こんなカッコイイ万太郎だから、当然モテる。
でも、本宮作品って「硬派銀次郎」もそうだけど、主人公は恋愛方面にとんと弱い。
女子の気持ちをわかってるんだか、いないんだか。


一番やきもきしたのが、五月ちゃんのいとこの葉月ちゃんが出てきた回。
五月ちゃんに似て超美人。
でも、とんでもない肉食系。
そんな彼女が万太郎に猛アタック。
ちょうど皆で海に行く、水着回
葉月ちゃんがセクシーにグイグイ迫るもんだから、五月ちゃんは分が悪い。
見てるこっちは、ちょっとー、ヒロインは五月ちゃんでしょーとハラハラし通し。
万太郎は鈍いから、このままグイグイ押しきられちゃいそう
と思いきや――

万太郎が五月ちゃんを乗せてゴムボートを漕ぎ出すんですよ。
で、沖に出たところで、五月ちゃんにキス。
女子なんて全然興味ありませーん、って顔してたくせに!
万太郎ってば、実は二人きりになれるチャンスを窺ってたのよ!
このシーン、下手な少女マンガよりきゅんきゅんした。

そんなわけで、小学生時代、私の理想の男子はずっと万太郎だった。

 

 

70年代、80年代のジャンプ女子

マンガ雑誌って、どんなに分厚くても、読み終えるのなんて、あっという間。
買ったその日に読み切って、ページを閉じると、もう次の発売日が待ち遠しくなる。
当時の私は、重度のマンガ中毒だったのかもしれない。

 

買ってる雑誌の発売日がどうしても待ちきれないときは、本屋さんに行って単行本を漁ったり。
けど、小遣いには限度があるから、そんなにしょっちゅうは買えないわけで。

 

そんな私のために、近所にあったのが私専用マンガ喫茶

もちろん、そんな昔にマンガ喫茶などという便利なものはありません。
ただの一般家庭。
ただし、その家は店を開けそうなほど大量のマンガ本があったんですよ。

少年マンガしかなかったんだけど、そんなことはマンガ中毒患者にとって大した問題じゃなかった。
名作マンガの単行本がズラリ。
プラス、ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンプも揃ってる。
こんな家が近所にあったら、そりゃあ、誰だって入り浸るでしょ。
部屋主不在の時でも、勝手に上がり込んで、私はひたすら少年マンガを読みふけったもんですよ。
(おおらかな時代だなー。)


さて、マンガ誌の最新号が全部出揃ってたとします。
こんな時、何から読む?

 

私は一択で、ジャンプ。
いつも真っ先に手に取るのは、週刊少年ジャンプだった。
ジャンプの絵は彫刻刀で削ったように線がザクザクしてて、荒々しくて、
少女マンガで育ってきた身には、とっつき辛かった筈なのに……。
なのに、何故だか少女マンガに負けず劣らずキラキラして見えたんだよなぁ。
何というのかな、華があるというのかな。
少女向けだろうが、少年向けだろうが、面白いマンガは面白いってことなのだろう。


何歳から何歳頃まで私はあのマンガの家に通ってたのか……。
明確には覚えてない。
ジャンプのギャグマンガ枠、というキーワードで真っ先に思い浮かぶのが、
小林よしのりの「東大一直線」ってことは……。
(ケンベン(試験勉強)してる? 親指大ね。
 とか、好きだったなー。なつかしーなー。)
けど、記憶を深く探ってみると、「トイレット博士」というのが薄っすら思い浮かぶのよね。
ということは、70年代後半~80年代頃だったんだと思う。
私はそんな時代からジャンプ女子だったことになる。

 

でも、不思議。
絵がきれいな分、マガジンやサンデーの方が読みやすかった筈。
それでも、ジャンプが一番好きだったなんて。
順番をつけると、
次が、マガジン。
その次が、サンデーだった。
チャンピオンはちょっと……、子供心にも地味だなーと思ってた(ごめん)

あっ、でも、それぞれの雑誌にお気に入りのマンガがあったんですよ。

 

けど、個別の作品について書き始めると長くなるので、続きは次回に。

 

タイトルがどうしても思い出せない、初めて読んだグルメマンガ

前回、前々回に続いて、今回も里中満智子作品について。

好きだったのに、どうしてもタイトルを思い出せないマンガがあるんですよ。
今にして思えば、あれが私の初グルメマンガ。
すごく面白くって、何度も何度も単行本を読み返した筈なんだけど……。

 

主人公は男女の双子(兄妹だったかも)。
この二人が数々のアイデア料理を生み出すというお話。
イデアと言っても、今なら普通なものだったりするんだけど。

 

たとえば、シュークリームの中のクリームを(卵の黄身と白身みたいに)2層にしたりとか。
今は割と2種類のクリームが入ってるって普通だけど、当時はどうだったかなぁ。
少なくとも、子供だった私は食べたことがなかった。
しかも、綺麗に2層にするためのアイデアとして、注射器を使ったりするの。
もうね、子供だった私はびっくりですよ。
えー、お菓子作りに注射器使うの? って。

 

「製菓用注射器」なるものがあると私が知ったのは、大人になって趣味でケーキ作りをするようになってから。
イチゴにリキュールを注入する時なんかに使うのよね。
(実際に使ったことはないけれど。)
ということは、プロの間では昔からある手法だったのかも。
けど、一般的には知られてない、こういった手法をマンガのネタに盛り込むのって、大変だろうなぁと思う。
でも、だからこそ、読んでて面白かったんだろうなぁ。


一番好きだったエピソードは、創作料理コンテストに出る話。
主人公たちが考え出したのは、「世界一周おにぎり団子」。
アメリカだったり、日本だったりをイメージした、まぜ込みご飯を作って、
それを小さく丸めて串に刺して、お団子みたいにする、というもの。
(確か、アメリカ風ご飯にはコーンが混ぜ込んであった気がする。)

 

この料理を引っ提げて、コンテストに出場した主人公たち。
けど、この料理、結構時間がかかっちゃうの。
なにしろ混ぜご飯を各種用意しなくちゃならないんだから、それだけで大変。

 

他の出場者たちが続々と完成させていく中で、
主人公たちもようやく出来上がり、あとは審査員に食べてもらうだけ。
というところで、
ライバルにドン、とぶつかられ、
世界一周おにぎり団子は、溶き卵のボウルの中に!

 

なんてことをっ!
制限時間も迫ってるのに!
どうする、どうする?
このまま棄権か!? 

 

ここで、ひらめくの。
フライにしちゃえばよくない? と。
で、パン粉をつけて、そのまま油に投入。
すると、

あれ? 揚げてみたら、より美味しそうなものができちゃったよ?
ってなことに。

 

大人になった私は、ライスコロッケというものも知ってるけど、
当時は、この華麗なピンチ脱出劇をワクワクしながら読んでいた。

 

けど、これだけじゃ終わらない。

制限時間ギリギリに、ようやく完成、いざ試食となったものの……。
何故だか、審査員が誰もさらに手をつけない。


実は主人公たちが作り終えたのは出場者中、一番最後で、審査員はもうお腹いっぱいだったんですよ。
しかも、満腹なところに出されたのが揚げ物なもんだから、皆、胸やけ状態。

 

せっかく作ったのに、審査もしてもらえないなんて!

 

そんな中、一人の審査員が食べてくれて……。
それにつられて、一人、また一人と審査員が手を伸ばす。
食べてさえもらえれば、味には自信がある。
優勝は主人公たち……となった筈。
多分……、きっと……。
うー、実は、このコンテストの結末は覚えてないんですよ。

 

タイトルも、肝心の結末も覚えてない。
けど、すごく好きだったグルメマンガの思い出。