マンガヘンレキ

昔読んだマンガの記憶をかき集めた、思い出ブログです。2018年1月、ブログ再開。

最後どうなったのか覚えてないけど、大好きだった「はいからさんが通る」

週刊少女フレンドといえば、忘れちゃいけないのが、大和和紀の「はいからさんが通る」。
うちが少フレを買い始めた頃には、既に連載が始まってたんじゃなかったかな。
最初の方を読むために、本屋さんに単行本の1巻を買いに行った覚えがあるから。

 

まだ学校で大正時代を習ってなかった頃だから、私ははいからって言葉も知らなかったし、士族や華族といった制度も知らなかった。
女学生のファッションが袴にブーツだし、人力車もまだまだ街中を走ってるし。
描かれているのは、時代劇とも違う、私の知らない昔の日本。
用語や設定を覚えなきゃいけないという点では、ファンタジーを読むのと同じ感覚だったんじゃないかなぁ。


話の筋は、後半に行くにしたがって私の記憶は曖昧で、結局、最後どうなったのか……。

最初の方は、こまごまとしたことまで覚えてるんだけどなぁ。
たとえば、人力車夫が「ちかれたび」って言うコマなんかは鮮明にw
これ、当時の流行語だったんだよね。
栄養ドリンクのコマーシャルだったかな。
いや、そんなことはどうでもいい。
問題は、肝心の少尉の名前は覚えてないってこと!
家同士が決めてしまった結婚相手。
主人公の紅緒が反発する気持ちはよくわかる。
でも、優しくってカッコ良くって、非の打ちどころがないと読者は皆、知っている。
少女の理想のような人。
なのに、名前がっ……!
どうして覚えてないのか。
それは私がずっと「少尉」って呼んでたから。
「しょーい」っていうのが、もう名前のようになっていたんだろう。
(「750ライダー」の委員長さんみたいなもんですよ。)
というわけで、ここでも少尉で通すことにします。
(おひきずりさんとか、酒呑童子とか、どうでもいいことは覚えてるんだけどなぁ……)

 

その少尉は、確か西洋の血が流れてるんだよね。
だから、見た目がほとんど西洋人。
初めの方を読んでる時は思ってもみなかったんだけど、この設定、後に物語に大きくかかわってくることになる。
少尉をちょっとステキに見せるためだけのスパイスだと思ってた?
大間違いですよ。

 

紅緒のお転婆設定だって、そう。
主人公がお転婆なんてありがちだけど、この設定にもちゃんと意味がある。
軍の上官を怒らせてしまうなんて、お転婆ではねっかえりじゃなきゃできないこと。
そこへ颯爽と少尉が助けに来てくれて、あーやっぱり少尉って素敵と呑気に思ってたら、これが大変なことになる。
この件で厄介な人間に目をつけられた少尉は、愚連隊の指揮をとらされ、最前線送りになってしまうのよ。
この上官、もともと少尉の容姿を気に入ってなかったみたいな表現があったと思う。
それでも、少尉の家柄を考えたら、紅緒のアクション抜きで、この展開には持っていけない。
起伏に富んだ物語には、こうしてちゃんと裏付けがされていて、

だからこそ、次の展開、次の展開と少女たちを夢中にさせたんだと思う。

 

この辺りを読んでた時、少尉の許嫁が紅緒じゃなくて環だったら……と私はちょっと考えてしまった。
紅緒の友人・環も少尉のことが好きだったから。
美人だし、家柄もいいし、優秀だし。
彼女なら多分、こんなことにはならなかった。
私の中に、紅緒を責めるような気持ちが芽生えつつあった。
主人公が嫌われたら、そのマンガはもうおしまい。
けど、少尉がいなくなってから紅緒は孤軍奮闘するんですよ。
名家とは名ばかりで、少尉がいなくなった途端、家はガタガタ。
内情はボロボロなのに、少尉の祖父母はお殿様、お姫様気分で経済観念ゼロ。
紅緒は少尉の大切な人たちを養うため、働き始める。
髪の毛をボブにして、「働く女」になった紅緒。
いつの間にか、私は紅緒を応援してた。
作者にうまく誘導されてたのかもしれない。
私は手のひらの上で、作者が思った通りに笑わされて泣かされてたんだろうなぁ。


で、ここから記者になったりして紅緒は大活躍するんだけど、実はこの辺から記憶が曖昧。
米騒動なんかもあった気がする。
そんなこんなで、ロシアの貴族が来日して、
それが少尉そっくりで……。
それでどうなったかに至っては、全く記憶がない。
確か、アニメでも最後までやらなかった気がする。

 

そうそう、アニメ!
当時、私はアニメが始まるのを楽しみにしてた。
好きなマンガがアニメ化されるという経験は初めてだったから。
けど、正直言って、このアニメにはがっかりさせられた。
だって、絵が全然違うんだもん。
大人になった今では、少女マンガ特有の繊細な線をそのままアニメーションにするなんて無理、ってことくらい理解してますよ。
けど、子供にはそんなのわかんない。
だから、「こんなの大和和紀の絵じゃない!」と、とにかく文句ばっかり言ってた。
エンディングでスライドショーみたいに原作の絵が映し出されるもんだから余計に、
「あのイラスト! あれこそが大和和紀の絵だよ! なんで、あの絵をアニメにしてくれないかなー。」となるわけ。
子供は無茶なことを言うよね~。
不平不満を言いつつも、毎週欠かさず見てたんですけどね。
今でも歌を歌えるくらいだし、なんだかんだ言って楽しんでたんだと思うわ。

 

そういえば、歌!
私の記憶の中には2曲あるんだけど。

 ごきげんいかが、紅緒です
 はいからさんと呼んでください
 好きな人には
 素直になれず、悩み多き年頃です

 ↑これと、↓これ。

 もう噂は聞きましたか
 そして、その目で確かめましたか
 びっくりするほどきれいな瞳
 ドッキリするほど溢れるロマン

どっちがエンディングで、どっちがオープニングなのか。
エンディングはしんみりした曲、という思い込みがあるせいか、
どっちもオープニングに聞こえてしまうんだよなぁ。


さて、問題の最終回の話。
アニメの方の最終回の記憶は薄っすら残ってる。
え、ここで終わっちゃうの? ってくらいバッサリ終わったんじゃなかったっけ?
まだマンガの連載が終わってなかったのかなぁ?
でも、私は「少フレ」は買ってた筈だし、マンガで最終回を読ん筈なんだけど、
そっちの記憶が全然ない。
おかしいなぁ。
その後、連載された「ヨコハマ物語」の記憶はあるのに。

 

そうそう、この「ヨコハマ物語」も好きだったなぁ。
これも明治だか、大正だかの話だったと思う。
横浜の貿易商(?)かなんかの女主人の話。
荷を積んだ船が沈んだりと、「はいからさん」に負けず劣らず波瀾万丈な物語だった。
特に好きだったエピソードは、レースの在庫を大量に抱えちゃう話。
主人公は散々頭を悩ませて、ひらめくの。
そうだ、半襟として売り出しちゃおう! って。
知恵を振り絞って、難局を乗り越えるところが、「ヨコハマ物語」の売りだった。
あっ、でも、これも最後どうなるのか覚えてないや。
う~ん……。