マンガヘンレキ

昔読んだマンガの記憶をかき集めた、思い出ブログです。2018年1月、ブログ再開。

タイトルがどうしても思い出せない、初めて読んだグルメマンガ

前回、前々回に続いて、今回も里中満智子作品について。

好きだったのに、どうしてもタイトルを思い出せないマンガがあるんですよ。
今にして思えば、あれが私の初グルメマンガ。
すごく面白くって、何度も何度も単行本を読み返した筈なんだけど……。

 

主人公は男女の双子(兄妹だったかも)。
この二人が数々のアイデア料理を生み出すというお話。
イデアと言っても、今なら普通なものだったりするんだけど。

 

たとえば、シュークリームの中のクリームを(卵の黄身と白身みたいに)2層にしたりとか。
今は割と2種類のクリームが入ってるって普通だけど、当時はどうだったかなぁ。
少なくとも、子供だった私は食べたことがなかった。
しかも、綺麗に2層にするためのアイデアとして、注射器を使ったりするの。
もうね、子供だった私はびっくりですよ。
えー、お菓子作りに注射器使うの? って。

 

「製菓用注射器」なるものがあると私が知ったのは、大人になって趣味でケーキ作りをするようになってから。
イチゴにリキュールを注入する時なんかに使うのよね。
(実際に使ったことはないけれど。)
ということは、プロの間では昔からある手法だったのかも。
けど、一般的には知られてない、こういった手法をマンガのネタに盛り込むのって、大変だろうなぁと思う。
でも、だからこそ、読んでて面白かったんだろうなぁ。


一番好きだったエピソードは、創作料理コンテストに出る話。
主人公たちが考え出したのは、「世界一周おにぎり団子」。
アメリカだったり、日本だったりをイメージした、まぜ込みご飯を作って、
それを小さく丸めて串に刺して、お団子みたいにする、というもの。
(確か、アメリカ風ご飯にはコーンが混ぜ込んであった気がする。)

 

この料理を引っ提げて、コンテストに出場した主人公たち。
けど、この料理、結構時間がかかっちゃうの。
なにしろ混ぜご飯を各種用意しなくちゃならないんだから、それだけで大変。

 

他の出場者たちが続々と完成させていく中で、
主人公たちもようやく出来上がり、あとは審査員に食べてもらうだけ。
というところで、
ライバルにドン、とぶつかられ、
世界一周おにぎり団子は、溶き卵のボウルの中に!

 

なんてことをっ!
制限時間も迫ってるのに!
どうする、どうする?
このまま棄権か!? 

 

ここで、ひらめくの。
フライにしちゃえばよくない? と。
で、パン粉をつけて、そのまま油に投入。
すると、

あれ? 揚げてみたら、より美味しそうなものができちゃったよ?
ってなことに。

 

大人になった私は、ライスコロッケというものも知ってるけど、
当時は、この華麗なピンチ脱出劇をワクワクしながら読んでいた。

 

けど、これだけじゃ終わらない。

制限時間ギリギリに、ようやく完成、いざ試食となったものの……。
何故だか、審査員が誰もさらに手をつけない。


実は主人公たちが作り終えたのは出場者中、一番最後で、審査員はもうお腹いっぱいだったんですよ。
しかも、満腹なところに出されたのが揚げ物なもんだから、皆、胸やけ状態。

 

せっかく作ったのに、審査もしてもらえないなんて!

 

そんな中、一人の審査員が食べてくれて……。
それにつられて、一人、また一人と審査員が手を伸ばす。
食べてさえもらえれば、味には自信がある。
優勝は主人公たち……となった筈。
多分……、きっと……。
うー、実は、このコンテストの結末は覚えてないんですよ。

 

タイトルも、肝心の結末も覚えてない。
けど、すごく好きだったグルメマンガの思い出。